不動産の繁忙時期(年間バイオリズム)
年間を通して不動産の動きには季節ごとの波があるものです。
月分けで示しておきますので、物件探しの参考にしてください。
1月 正月が明けて15日頃から繁忙期に入ります。
主にワンルームタイプが急激に動き出します。
1月から忙しくなる理由としては、2月~3月の移動期にそなえ、物件の動きが早まる前に賃貸物件を先に押さえようという考えが浸透している為だと思われます。実際の入居希望日は3月頃だけど、先に決めないと無くなるというクチコミが多い為だと思われます。
2月 ワンルームタイプ等の単身用物件の移動時期に突入します。
進学・就職・転勤等、4月の入学・入社に向けて地方から一斉に都内へと探し求める方が殺到する時期です。
特に私立大学の合格発表がある15日くらいが最もピークとなります。
大学等を卒業して退室する部屋と、入学などの入れ替わり時ですので物件数もかなり出回りますが、競争も激化する時です。
同時に転勤等でファミリータイプも動き出します。
不動産市況全体として、一番の繁忙期ですので、オーナー側も賃料を少し高めに設定したりして強気になる時期と言えるでしょう。
家賃交渉はほとんどできません。
新築物件も多く見られます。
3月 不動産全体の繁忙期のピークです。物件も良質物件はほとんどが終了します。
10日頃を過ぎると動きがかなり緩やかになります。
大半の方が3月上旬までに物件を決められる事が多い為です。
新築物件はほとんど終了となります。
4月 4月1日の入社式を終えた頃、繁忙期は終わりを告げます。
余った部屋は値下げ傾向になります。
3月中に部屋を借りられなかった方達が、ビジネスホテルやウィークリーや友人宅に泊まりながら部屋を探しているのが目立つ時期となります。
良質物件はほとんど終了している為、空き予定の良質物件を狙ってゴールデンウィークに引っ越そうという動きが多く見られます。
5月 GWを明けますと、1LDK~2DKクラスの動きが活発になります。
これはジューンブライドの影響で結婚予定の新婚さん達が新居を探す為です。
2LDK以上のクラスや大型クラスはあまり動きません。
ワンルームクラスの動きは緩やかな時期ですので、単身者にとっては探しやすい時期に突入します。
ただしピーク時期を過ぎたばかりですので、物件数はあまり多くありません。
6月 新婚さん達の部屋探しのピーク時期となります。
良質な1LDKクラスは品不足となる時期です。
ワンルームタイプはちらほらと出回ってくる時期です。
7月 新婚さんの部屋探しのピークも終わり、不動産の動きはゆるやかな時期です。
物件全体も出回り始め、賃料も値下げ等をして手頃な物件も多く見られる時期です。物件探しには適している時期と言えます。
8月 バケーションシーズンですので、16日の盆明けまではほとんど物件の動きは止まります。
ところが20日頃を過ぎますといきなり第二期最盛時期に突入します。
9月 10月に向けた後期専門学校の入学や転勤時期に向け、秋の結婚シーズンに備えての物件探し等々、2月~3月の急激な物件の動きまでにはなりませんが不動産市況全体が活発化する月です。
良質物件は結構早く終了します。
10月 上旬頃までは9月の流れを引き継ぎますが、中旬頃からはまた全体的に緩やかな時期に戻ります。
11月 いわゆる不動産のツボという月です。
秋の行楽シーズンも終わり、夏と秋でお金を沢山使った方は11月はじっとしているものです。不動産市況も年間を通して最も暇な月のひとつと言って良いでしょう。
12月 部屋探しに駆け込む方が増える時です。
正月を新居でむかえたい方や、1月~2月のピーク時期に部屋探しをして良質物件に出逢えなかった人たちが、年が明ける前に契約だけを済ませ年明けの入居に向けて動き出したりと、ゆるやかではありますが、不動産市況のピーク時期突入前の前哨戦という、師走恒例の走り込みの時期と言えるでしょうね。
年間を通して賃料交渉の最も多い月とも言えますかね。
